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自画像礼賛 Self portrait 5
1980年代の私のスポーツ。
いつも勤務が終わった後に
職場の近くで描いた。
私は、ジャンバーを集中して描いた時代があった。
自画像の中で、自分という他人を見つけたかった。 そして表情を崩すことに集中する。 週1回職場の近くの空き家で神経を集中させる トレーニング、暗くなってから疲れを癒すスポーツ の一つとして絵筆をとっていた時代。作品展は しない。「描く」ことをスポーツとしていた。 最近まで、この作品の存在を記憶していなかった。 今、この20点の自画像を「燃やし自分という他人」 から離脱するパフォーマンスを考えている。 2005年
最初の銅版画